東京での展示続きですが高円寺にあるAmleteron(本や雑貨のセレクトが他とは違うところが魅力*)で
開催されるグループ展に参加させて頂きます。
こちら、実際に購入も出来るみたいです。お手製のレコードジャケットを
是非お家に飾って頂けたら嬉しいです。
他の作家さんたちが皆素敵な方ばかりなので、恐縮しておりますが
レコードは得意ジャンル!?のはずなので、恋に落ちてしまうような作品を
お披露目できればと思っております。
*
ぼくの伯父さんが死んだ。
その遺品の中にあった1枚のレコード。
それも10インチだ。
日焼けしたスリーブに入ってるレコードは
傷だらけだし、ジャケットもない。
そんなボロボロのレコードは
伯父さんに宛てられたらしい
誰かからの一通の手紙と一緒に
とても丁寧にたいせつそうにしまわれていた。
その手紙にはよくわからない言語が書いてあった。
「vi resani?os balda?.
tiam mi resanigxos, tro.」
傷だらけのレコードに無理矢理に針を落としてみた。
とぎれとぎれにきこえてくるのは女性のうたごえ?
時々男性のコーラスも入ってる?
このレコードがいったいなんなのか、わからない。
伯父さんが大切にしていただろうことだけ。
傷だらけで聴くに耐えないレコードだけれど、
それでも針がとびとびに断片的にきかせてくれたその曲に
ぼくは、まるで恋をしたように胸が熱くなった。
*
「幻のレコードジャケット」展
伯父さんの遺品にあったジャケットのない傷だらけのレコード。
「幻のレコードジャケット」はいったいどんなものだったのだろう。
8人のアーティストが思いをめぐらせました。
会期:2014.9.19(FRI)~ 9.30(TUE)
14:00~20:00(土日は12:30~)
※9/27はお休み
場所:Amleteron
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-18-10
03-5356-6639
参加アーティスト
石原敏行/すずきあさこ/鈴木いづみ/須山奈津希
多屋澄礼/平出紗英子/平木元/ユカワアツコ
心ときめかすもの、いつもそれに夢中になって現実を忘れてしまう気がします。